午後:債券サマリー 先物は反発、2年債入札「強め」も次期FRB議長報道が上値圧迫


 30日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。2年債入札が強めの結果となり、中期債が買われる展開となった。

 2年債入札は応札倍率が3.88倍となり、前回(12月25日)の3.26倍を上回ったほか、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は1銭0厘で、前回の2銭2厘から縮小した。入札結果が伝わると先物は上げ幅を拡大した。また総務省が発表した1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIは前年同月比2.0%上昇。伸び率は前月から鈍化し、市場予想を下回った。朝方は日銀の早期利上げ観測を後退させる内容との受け止めが広がり、円債への買いを誘う要因となった。

 トランプ米大統領が米国時間30日午前に、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の指名候補を発表すると明らかにした。米ブルームバーグ通信は元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏を指名する方向で準備を進めていると報じている。ウォーシュ氏は比較的ハト派ではない人物としてみなされている。米長期金利は時間外取引で上昇圧力が掛かり、円債相場には重荷となった。

 先物3月限は前営業日比9銭高の131円61銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント低い2.240%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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