<動意株・30日>(大引け)=ハリマ化成G、ヒーハイスト、VNXなど


 ハリマ化成グループ<4410.T>=後場一段高で昨年来高値更新。午後1時ごろ、26年3月期の連結業績予想について、営業利益を30億円から33億円(前期比58.4%増)へ、純利益を12億円から18億5000万円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感されている。市況好調により樹脂・化成品事業の半導体レジスト用樹脂が堅調な一方、製紙用薬品事業やローター事業が従来予想を下回る見込みであることから、売上高は従来予想の1080億円(同6.9%増)を据え置いたが、樹脂・化成品事業の増収や製紙用薬品事業の米国での増収により、営業利益は計画を上回る見通し。また、持ち分法による投資利益の増加なども寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高779億400万円(前年同期比2.9%増)、営業利益26億6200万円(同36.8%増)、純利益18億400万円(同2.5倍)だった。

 ヒーハイスト<6433.T>=後場に入り上げ足強めストップ高。同社はきょう、コンピューターサイエンスなどの分野において世界的な権威であるチューリッヒ工科大学のフォーカスプロジェクト「オービットロボティクス」チームのパートナーに指定されたと発表。これが材料視されているようだ。このフォーカスプロジェクトは、有能なヒューマノイドロボットを生み出す重点プロジェクト。同社は最適な関節ジョイントを提供するという。なお、パートナーにはエヌビディア<NVDA>などが名を連ねている。

 VALUENEX<4422.T>=物色人気にストップ高。同社はきょう、航空自衛隊が公募した「イノベーション活動に必要な技術情報収集及び解析役務1式」を落札し、契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。これは、同社が防衛省関連機関向けに技術情報解析業務を継続的に受託してきた実績を背景として、一般競争入札により選定されたもの。契約金額は3025万円となっている。

 サノヤスホールディングス<7022.T>=急伸。同社は祖業の造船事業を売却撤退する一方、建設業向け機械設備や機械式立体駐車装置、遊園地の遊戯機械設備などのほか、化粧品の撹拌装置などニッチ分野で幅広く需要を獲得している。足もとの業績は極めて好調に推移しており、化粧品の撹拌装置や建設向け機械設備が売り上げを伸ばし収益を押し上げている。29日取引終了後に開示した26年3月期第3四半期(25年4~12月期)決算は、営業利益が7億3100万円(前年同期は3800万円)と急拡大、通期予想の8億円に対する進捗率は91%に達した。これを材料視する買いが集中する格好となっている。

 太洋テクノレックス<6663.T>=急反発。フシ目の300円台に再び乗せ上値指向を鮮明としている。同社はフレキシブルプリント基板の製造・販売を主力とし、電子基板検査機や鏡面研磨機なども手掛けている。足もとの業績は鏡面研磨機が好調なほか、合理化効果の発現により利益面で会社側の想定を上回って推移している。そうしたなか、29日取引終了後、25年12月期業績予想の修正を発表しており、営業利益は従来予想の6100万円から1億4200万円(前の期は5400万円の赤字)に増額した。これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金が流入している。同社株はPERやPBRなど株価指標面でも割安に放置されていることで買い安心感が伴う。

 小森コーポレーション<6349.T>=6日ぶり大幅高で切り返す。一気に昨年来高値を更新した。同社は29日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比11.1%増の853億3700万円、経常利益は同2.0倍の79億8700万円となった。通期計画に対する進捗率は約90%となっており、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。証券印刷機と大型オフセット印刷機による売り上げが増加した北米市場では、売上高が前年同期比76.1%増の100億2900万円と急拡大した。欧州市場は前期の大型展示会効果による受注残高が寄与し、売上高は前年同期比20.4%増の192億4200万円と好調だった。

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出所:MINKABU PRESS


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