午後:債券サマリー 先物は続伸、株安でリスク回避姿勢強まる


 2日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。午前は軟調な展開だったが、一時920円を超える上昇となっていた日経平均株価が値を消すと投資家のリスク回避姿勢が強まった。

 債券先物は朝方に131円32銭まで軟化する場面があった。トランプ米大統領が30日に米連邦準備理事会(FRB)の次期議長にタカ派的とされる元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏を指名したことや、高市早苗首相が31日の演説会で円安メリットに言及したことから円安が進行。市場では輸入物価の上振れを通じたインフレ圧力が日銀の早期利上げを後押しするとの見方が広がった。また、この日に日銀が公表した1月22~23日開催分の金融政策決定会合の主な意見で、「利上げの影響の検証にあまり長い時間を掛け過ぎずに、次の利上げのステップにタイミングを逃さず進むことが必要」との声があったことも影響した。ただ、尾崎正直官房副長官が高市首相の円安を巡る発言について「いわゆる円安メリットを強調したということでは全くない」との見解を示したことなどから円安進行が一服し、FRBのハト派姿勢後退への思惑などから日経平均株価が下げに転じるとリスク回避ムードが台頭。時間外取引で米長期金利が低下したことも円債の追い風となり、午後2時40分すぎには一時131円85銭まで上伸した。

 先物3月限の終値は前週末比18銭高の131円79銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.270%に上昇したが、午後3時時点では前週末に比べて0.010%低い2.230%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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