午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、長期金利2.230%に低下


 12日の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅続伸。為替市場で円安進行が一服していることなどが支援材料となったが、買いは続かず引け間際にはマイナス圏に沈む場面があった。

 高市早苗首相は9日夕の記者会見で、飲食料品に対する消費税率を2年間限定でゼロにする政策について、スケジュールや財源のあり方など実現に向けた諸課題の検討を進めていく考えを示した一方、財源は補助金や租税特別措置の見直しで賄い、特例公債の発行には頼らないと改めて強調したことをきっかけに国内金利の低下が続いている。また、為替市場では衆院選での与党勝利を織り込む形で円売りを積み上げてきた反動で円が買われやすくなっており、インフレ予想や日銀の早期利上げ観測が高まりにくくなっている様子だった。ただ、市場では高市政権の「責任ある積極財政」の具体策を見極めたいとする向きが多く、債券先物は朝方に132円02銭まで上伸したあとは伸び悩み。引け間際には一時131円52銭とマイナス圏に沈んだ。なお、この日に日銀が実施した国債買いオペの結果は、「残存期間10年超25年以下」と「同25年超」の応札倍率が前回から低下し、投資家の売り意欲の乏しさが示されたが相場の反応は限定的だった。

 先物3月限の終値は、10日に比べ2銭高の131円55銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、10日に比べて0.005%低い2.230%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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