20日の株式相場見通し=反落、地政学リスクなど背景に目先利食い誘発


 20日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売られる展開となり、日経平均株価は大きく下値を試す展開となりそうだ。前日は今月10日につけた史上最高値を上回って推移する場面はあったものの、取引後半は上げ幅を縮小し5万7000円台半ばで引けた。5万7000円台では利益確定売りを優先する動きも根強く、上値の重さも意識されている。きょうは、海外株安の流れを引き継いで日経平均は5万6000円台まで押し戻される場面も想定される。外国為替市場で一時1ドル=155円台の推移と円安水準でもみ合っていることは輸出セクターの下値を支える背景となるが、きょうは週末要因も加味してリスク許容度の低下した海外投資家の売りが重荷となりそうだ。前日の欧州株市場では主要国の株価が軒並み下落、一部の企業業績に対する警戒感や、核協議などを巡り米国とイランの間で緊張が高まっており、地政学リスクが嫌気された。ドイツのDAXは3日ぶりに反落、ここ最高値更新の続いていた英国のFTSE100もこの日は朝方から売りが優勢で、終日下値を探る展開となっている。米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落、ダウは一時450ドルあまり下げる場面があった。また、ナスダック指数も途中下げ渋りわずかに上昇に転じる局面もあったが、結局売り直され反落となっている。個別には決算を発表した小売り大手のウォルマート<WMT>の株価が軟調だったほか、金融株への売りが目立ちマーケット心理を冷やした。東京市場では欧米株市場がほぼ全面安に近い商状だったことを受け、リスク回避の地合いとなることが予想される。ただ、中東の有事懸念などが重荷となる一方、きょう国会で施政方針演説を行う高市早苗首相の経済政策への期待感が押し目買いを誘う可能性があり、売り一巡後の値動きが注目される。

 19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比267ドル50セント安の4万9395ドル16セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同70.91ポイント安の2万2682.72だった。

 日程面では、きょうは1月の全国消費者物価指数(CPI)、3カ月物国庫短期証券の入札、1月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では1月の英小売売上高、2月のS&Pグローバル・ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値、2月のS&Pグローバル英PMI速報値、2月のS&Pグローバル米PMI速報値、10~12月期米実質国内総生産(GDP)速報値、12月の米個人所得・個人消費支出、PCEデフレーターなど。なお、中国、台湾、ベトナム市場は休場。

出所:MINKABU PRESS


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