25日の株式相場見通し=最高値更新が視野、米株高受けリスク選好の地合いに


 25日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻しが続き、日経平均株価は続伸する公算が大きい。今月10日の終値でつけた5万7650円54銭を上回り約2週間ぶりに史上最高値を更新する可能性が高そうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちの展開で、ドイツの主要株価指数であるDAXはわずかながらマイナス圏で着地し続落となったが、フランスのCAC40は反発した。トランプ米政権の関税政策に不透明感が漂うなかも、取引後半は強調展開を示す米国株市場を横にらみに総じて底堅さを発揮した。ただ、引き続き人工知能(AI)による事業代替に伴う収益機会の消失懸念がソフトウェア関連株の上値を押さえ、全体相場の重荷となっている。一方、米株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上値指向を鮮明とした。新興AI開発企業である米アンソロピックが付加価値の高い機能の追加を次々と発表することで、クラウドサービスを行う企業への売り圧力が拭えないなかも、同社が大手IT企業と業務連携する動きをみせていることが買い材料として機能し始めている。この日はセールスフォース<CRM>やIBM<IBM>などへの買い戻しが目立った。また、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>などをはじめ半導体関連株にも物色の矛先が向かい、投資家心理を強気に傾けた。このほか、個別に好決算発表を手掛かりにホーム・デポ<HD>などが買われNYダウ押し上げに貢献している。東京市場では米株高を受け、前日に続きリスク選好の地合いとなることが予想される。日本時間26日早朝に開示予定のエヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、半導体セクターの上値を積極的に買い進む動きは見込みにくいものの、エヌビディアの株価が上昇基調を維持していることは買い安心感につながる。日経平均は最高値更新を通過点に5万8000円台に乗せるような場面も想定される。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比370ドル44セント高の4万9174ドル50セントと反発。ナスダック総合株価指数は同236.40ポイント高の2万2863.68だった。

 日程面では、きょうは2月の権利付き最終売買日。このほか、1月の企業向けサービス価格指数、基調的なインフレ率を捕捉するための指標、1月の全国スーパー売上高、1月の外食売上高、1月の全国百貨店売上高、2月の月例経済報告など。海外ではタイ中銀が政策金利を決定、米5年物国債の入札など。個別ではエヌビディア<NVDA>、セールスフォース<CRM>の決算発表に注目度が高い。

出所:MINKABU PRESS


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