<注目銘柄>=シップHD、国の医療政策追い風に中期成長へ


 シップヘルスケアホールディングス<3360.T>は、2月9日に昨年来高値2839円をつけたあと調整しているが、地域医療構想や医療DXの推進といった国の医療政策を追い風に成長が見込まれることから、中長期視野で押し目を狙いたい。

 2月6日に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は、営業利益が144億5000万円(前年同期比4.4%減)と減益だった。前期に稼働を開始したSPD(医療材料などの物品・物流の包括的管理)施設の業績が堅調だったことや、一括契約型の大型案件が稼働したメディカルサプライ(MSP)事業は堅調だったものの、前年にシニア向け分譲マンションの竣工・販売があった反動でトータルパックプロデュース(TPP)事業が落ち込んだ。

 ただ、会社側では概ね計画に沿った進捗と評価。病院リモデルなどが検収する第4四半期に営業増益に転じる見通しに変化はなく、26年3月期通期業績予想は営業利益260億円(前期比4.9%増)の従来見通しを据え置いている。中期的には、地域医療構想による地域の拠点病院の設備投資増で、リニューアル案件の獲得や、院内業務の効率化・多職種協働を促すITソリューションの獲得が期待できる。中期経営計画で掲げる売り上げ成長率5%(26年3月期見込み3.2%増)、営業利益率4%(同3.7%)達成は十分可能で、株価もこれを織り込む展開に向かいそうだ。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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