27日の株式相場見通し=弱含みの展開か、米エヌビディア急落で半導体株に逆風も


 27日の東京株式市場は強弱観対立のなか日経平均株価は上値の重い地合いとなり、5万8000円台半ばを中心とした比較的狭いゾーンで弱含みに推移する展開が予想される。前日は取引開始直後に700円を超える上昇をみせたが、その後は目先高値警戒感から利食い急ぎの動きが表面化し値を消す場面があった。日経平均は最高値更新が続くなかも、きょうも上値追いには慎重なムードが出やすい。前日の欧州株市場は高安まちまちの展開となったが、フランスの主要株価指数であるCAC40は3日続伸し連日の史上最高値更新。英FTSE100も最高値街道を走っている。独DAXは最高値にはまだ距離があるものの続伸し、上値指向を明示している。アジア株市場で日本や韓国などの高パフォーマンスが欧州市場にも波及している面があるようだ。ただ、この日は欧州全体の株価動向を表すストックス・ヨーロッパ600指数はわずかながらマイナス圏で引けている。米国株市場ではNYダウが小幅に上昇して引けたもののハイテク株への売りが目立っており、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに下値を試す展開となった。前の日に決算を発表したエヌビディア<NVDA>が大幅安に売り込まれ、これが投資家心理を冷やし、他の半導体関連株にも売りが波及した。NYダウが相対的に底堅さを発揮したのは、朝方に発表された週間の米新規失業保険申請件数が事前コンセンサスを下回る内容で、米労働市場の強さが確認されたことが下支え材料となっている。東京市場では、米株市場でエヌビディアをはじめとする半導体株が売り込まれたことを受け、アドバンテスト<6857.T>など半導体製造装置関連株を中心に向かい風が強い。なお、取引時間中は米株価指数先物のほか、ここ強調展開を際立たせている韓国や台湾などの株価動向に左右されるケースも考えられる。

 26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比17ドル05セント高の4万9499ドル20セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同273.70ポイント安の2万2878.38だった。

 日程面では、きょうは2月の都区部消費者物価指数(CPI)、1月の鉱工業生産指数、1月の商業動態統計、対外・対内証券売買契約、3カ月物国庫短期証券の入札、1月の住宅着工統計など。海外では25年10~12月期のインド国内総生産(GDP)速報値、1月の米卸売物価指数(PPI)、2月のシカゴ購買部協会景気指数、12月の米建設支出など。

出所:MINKABU PRESS


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