2日の株式相場見通し=5日ぶり反落、中東有事を背景にリスク回避ムード


 2日の東京株式市場はリスク回避ムードの強い地合いを余儀なくされそうだ。日経平均株価は5日ぶりに反落し、5万8000円台前半まで水準を切り下げる場面が想定される。前週末の欧州株市場は高安まちまちで主要600社の株価で構成されるストックス・ヨーロッパ600指数は反発したものの、ここ最高値更新基調が続いていたフランスのCAC40は4日ぶりに反落。また、ドイツのDAXもわずかながら軟調で3日ぶり反落となった。イラン情勢を中心とする中東における地政学リスクの高まりが警戒されているほか、この日は米国株市場の動向を横目に取引後半に上値が重くなった。米株市場では大手金融株などを中心に売りがかさみNYダウが一時800ドルを超える下げとなるなど波乱含みで、終値でも500ドル超、率にして1%を上回る下落となった。英住宅金融会社の倒産申し立てを契機に、貸し倒れを警戒した売りに晒された。また、米国がイランに軍事攻撃を行う可能性が高まるなか、この行方を見守りたいとの思惑が広がり買いが手控えられた。この後、米国とイスラエルはイランへの攻撃に踏み切っている。この日は大手IT株を中心に軟調な銘柄が多く、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も連日で下値を探る展開を強いられている。エヌビディア<NVDA>が4%あまりの下げに見舞われるなど半導体セクターにも売り圧力が強く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続落した。東京市場では軟調な米株市場の動きを引き継いで、目先半導体主力銘柄などを軸に利食い急ぎの動きが表面化する公算が大きい。ホルムズ海峡閉鎖に対する思惑から原油価格の上昇も警戒されやすく、景気敏感株にも逆風が意識されそうだ。一方、好調な企業業績を背景に下値では押し目買いの動きも予想され、売り一巡後の動きが注目される。

 2月27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比521ドル28セント安の4万8977ドル92セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同210.18ポイント安の2万2668.21だった。

 日程面では、きょうは2月の新車販売台数、2月の軽自動車販売台数が発表される。また、
氷見野日銀副総裁の記者会見が予定されている。海外では2月の米ISM製造業景況感指数が発表される。なお、きょうの韓国市場は休場。

出所:MINKABU PRESS


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