5日の株式相場見通し=4日ぶり急反発へ、欧米株切り返し投資家心理改善


 5日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広い銘柄に買い戻しが入り、日経平均株価は4日ぶりに大幅反発となりそうだ。前日は2000円超の急落でマドを開け大陰線を形成し、サポートラインとして意識されていた25日移動平均線を完全に下抜ける格好となったが、きょうは前日に下げた分を一気に取り戻す可能性がある。前日は日本だけでなくアジア株の下落が際立っており、韓国のKOSPIが12%あまりの暴落、台湾加権指数も4%を超える下げとなるなどリスクオフ一色だった。だが、欧州時間に入ると流れが一変し、ドイツの主要株価指数であるDAXは1.7%高で4日ぶり反発、フランスのCAC40、英国のFTSE100なども軒並み上昇した。長期化が懸念されたイランへの軍事攻撃も比較的早期に終息に向かうのではないかという見方が広がり、ショートカバーを誘発した格好となった。NYタイムズが、米国とイスラエルがイラン攻撃を始めた直後に、イラン側から停戦に向けた協議を求めて米国に打診があったと報じ、これが切り返しに転じる背景となっている。また、原油価格の高騰が一服していることもポジティブ視された。米国株市場でもNYダウが4日ぶりに反発、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も反発し上昇率でダウを上回っている。この日発表された米ISM非製造業景況感指数や2月のADP全米雇用リポートがいずれも事前コンセンサスを上回る内容で、米景気の底堅さが確認されたことも投資家心理の改善につながった。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、先物主導で大きく買い優勢に傾く公算が大きい。日経平均は前日まで3営業日で4600円あまり水準を切り下げており、突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが想定される。もっとも、中東を巡るニュースフローに振り回される可能性があり、買い一巡後は方向感の定まりにくい展開となることも予想される。

 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比238ドル14セント高の4万8739ドル41セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同290.79ポイント高の2万2807.48だった。

 日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、30年物国債の入札、2月の車名別新車販売台数、2月の車名別軽自動車販売台数など。海外では中国で国会に相当する全国人民代表大会(全人代)開幕、1月のユーロ圏小売売上高、週間の米新規失業保険申請件数、10~12月期の米労働生産性指数など。

出所:MINKABU PRESS


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