ラサ工は瞠目の切り返しで25日線に回帰、半導体向け高純度リン酸で成長加速◇


 ラサ工業<4022.T>が3日ぶり急反発で9000円台を回復した。前日は、これまで10カ月近くにわたり中長期上昇波の強力なサポートラインとして機能してきた25日移動平均線を、マドを開け下放れ投資家の動揺を誘った。しかし、きょうは全体相場のリスクオフの巻き戻しに乗る形で、再び吸い上げられるように25日線との下方カイ離を解消。国内外機関投資家の実需買い観測が根強く、上昇トレンドの復元力の強さを際立たせている。

 中堅化学メーカーながら最先端半導体関連の一角として存在感を高めている。主力製品である高純度リン酸は世界トップシェア。同製品は半導体の製造工程でウエハーの不純物を極力低減させたエッチング材料として旺盛な需要を捉えている。そして、半導体受託生産世界最大手のTSMC<TSM>のトップサプライヤーであることが海外投資家の視線を集める背景だ。26年3月期営業利益は従来予想の51億円から58億円(前期比23%増)に増額修正し、25年3月期の営業32%増益に続く大幅な伸びを見込む。27年3月期は高純度リン酸の生産増強効果で増益基調にかげりはない。

出所:MINKABU PRESS


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