<動意株・11日>(前引け)=JX金属、生化学、大盛工業


 JX金属<5016.T>=大幅続伸。プライム市場で売買代金上位に食い込み物色人気が鮮明、にわかに存在感を高めている。非鉄金属大手だが、半導体用薄膜材料や圧延銅箔などで世界トップシェアを誇っており、AIデータセンターの世界的な建設ラッシュを背景としたAI半導体やフラッシュメモリー需要の拡大に合わせ同社の活躍期待が高まっている。10日に同社のひたちなか新工場において、半導体の成膜に使う金属性薄膜材料「スパッタリングターゲット」の増産投資を行うことを発表。生成AI市場の急拡大を背景にスパッタリングターゲットの需要が急増しており、これに対応した生産能力増強で商機を捉える。投資金額は約230億円だが、原資はチリに保有する銅鉱山の一部権益を売却して得た資金の一部を充当する方針。これは同時に同社の収益構造改革の推進につながる動きともいえ、株価を強く刺激している。

 生化学工業<4548.T>=上値追いトレンドに回帰。株価は2月中旬から月末にかけて9連騰を記録するなど継続的な資金流入が観測されたが、3月に入ってからは全体波乱相場に流されて急速な調整を強いられていた。しかし目先売り一巡感から再び上昇トレンドに回帰している。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など糖質科学分野を強みとする医薬品メーカーで、関節疾患関連の開発などに経営資源を注いでいる。そうしたなか、10日取引終了後、腰椎椎間板ヘルニア治療剤「SI―6603」の米国承認取得に向けた再申請を実施したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せている。

 大盛工業<1844.T>=続急伸。午前10時ごろに、集計中の1月中間期連結業績について、売上高が従来予想の31億3200万円から36億300万円(前年同期比13.5%増)へ、営業利益が2億4400万円から4億9400万円(同2.2%減)へ、純利益が1億4100万円から3億4300万円(同3.3%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視されている。主力の建設事業で完成した工事の設計変更増額に伴う完成工事高の大幅な増加があったことに加えて、OLY事業、不動産事業でも販売売上高の増加があったことが要因。また、建設事業における設計変更に伴う収益の増加や工事費の低減などによる完成工事総利益の大幅な上積みが図れたことも寄与した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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