11日の株式相場見通し=続伸か、中東関連のニュースフローに振られるケースも


 11日の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均株価は5万4000円台前半から半ばにかけて売りと買いが交錯する展開が予想される。テクニカル的には、急勾配の下向きトレンドで上値抵抗ラインとなっている5日移動平均線をブレイクできるかどうかがポイントとなりそうだ。前日は日経平均が1500円超の大幅反発をみせたが、韓国の主要株価指数であるKOSPIが5%以上の急騰をみせるなどアジア株市場が文字通り全面高で、この流れを引き継いで欧州株市場も主要国の株価が軒並み上昇した。トランプ発言を受けた米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が終結するとの思惑が買いを誘導し、ドイツではDAX指数がマドを開けて2.4%高と4日ぶりに大きく切り返した。個別では半導体関連や防衛関連銘柄への買いが目立っている。しかし、米国株市場は上下に不安定な値動きとなり、NYダウは一時400ドル超上昇する場面があったものの、その後に値を消し結局小幅ながらマイナス圏で着地している。イランはトランプ発言とは裏腹に戦争終結に向けた動きが全く見られない。イランがホルムズ海峡で機雷の設置を始めたと報じられ、地政学リスクが改めて意識された。原油価格高騰とそれに伴う物価上昇圧力への警戒が強い。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も不安定に揺れたが、こちらはわずかに上昇して取引を終えている。マイクロン・テクノロジー<MU>やサンディスク<SNDK>が大きく買われるなど半導体関連の一角が全体を牽引し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続伸している。東京市場では投資家心理に気迷いムードが漂うなかも押し目買いニーズは強く、日経平均は頑強な値動きが想定される。ただ、取引時間中は中東情勢を巡るニュースフローや原油価格の値動きに反応するケースも考慮され、売りに傾く場面もあり得る。

 10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比34ドル29セント安の4万7706ドル51セントと反落。ナスダック総合株価指数は同1.15ポイント高の2万2697.10だった。


 日程面では、きょうは2月の企業物価指数が朝方取引開始前に開示されるほか、5年物国債の入札が行われる。海外では2月の米消費者物価指数(CPI)、2月の米財政収支など。

出所:MINKABU PRESS


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