<動意株・12日>(前引け)=ザイン、QDレーザ、MCPs


 ザインエレクトロニクス<6769.T>=全体リスクオフ相場に逆行し上値追い鮮明。半導体を自社ブランドで独自開発するファブレスメーカーで、アナログとデジタル回路を混載したミックスドシグナルLSI製品開発で実績が高い。高市政権が掲げる17の重点投資分野に関し日本成長戦略会議は優先的に投資支援対象とする61製品・技術を示しており、同社はこの中に挙げられている次世代移動手段の中核テクノロジーである「空飛ぶクルマ」の関連有力株として注目される。航空管制に対応した半導体・高速インターフェース技術で同社は重要な役割を担う。既にTerra Drone<278A>と資本・業務提携を行い開発に本腰を入れている。また、AIデータセンターの消費電力問題や高速化対応で注目される光電融合技術分野でも光インターコネクト用半導体の開発などで活躍が期待されている。

 QDレーザ<6613.T>=ストップ高カイ気配。同社は半導体レーザー技術を駆使した応用製品の開発・販売を手掛けているが、中核技術である量子ドットレーザーは、AI・半導体業界においてもキーテクノロジーとなり得ることから注目度が高い。そうしたなか、11日取引終了後、台湾の工業技術研究院及び東京大学の量子ドット荒川研究室と、量子ドット・コムレーザー及び関連する光電子技術の共同研究開発に向けた基本合意書を締結したことを発表。AIデータセンター向け次世代光インターコネクト分野及び光電融合アーキテクチャーへの応用も視野に入れた国際共同研究の枠組みを構築するとしており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。株価は既に2月上旬から動兆著しく、複数の外資系証券手口による貸株市場を経由した空売りが高水準だったことから、その買い戻し圧力による浮揚力が加わり上げ足に弾みがついていた。ここにきて仕掛け的な大口の買いも加わり、踏み上げ相場の様相を呈している。

 マナック・ケミカル・パートナーズ<4360.T>=大幅高で昨年来高値更新。化学工業品及び医薬品の製造・販売などファインケミカル分野を主力とするが、同社傘下のマナックは「臭素化合物受託製造」のスペシャリストで、ヨウ素分野で商品競争力が高い。ヨウ素はペロブスカイト太陽電池の主要原料であり、ペロブスカイト太陽電池は高市政権が打ち出している17の重点投資分野における優先的支援項目「61の製品・技術」にピックアップされていることから、ヨウ素関連銘柄に対する投資マネーの視線も熱い。特に同社株は昨年12月に上放れ、今年も年初から波状的な買いが観測されるなか、一貫して下値を切り上げており注目度が高まっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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