19日の株式相場見通し=急反落、原油市況高を背景とした米株大幅安に追随


 19日の東京株式市場は再びリスク回避ムードに染まり、日経平均株価は大きく下値を探る展開を余儀なくされそうだ。前日に1500円を超える急伸をみせ5万5000円台を回復したが、きょうはその上昇分を一気に吐き出すような状況も考えられる。前日はアジア株市場がほぼ全面高に買われたものの、欧州株市場の取引後半から流れが変わった。原油先物価格の動向に神経質な地合いが続くが、この日はWTI原油先物価格が再び上げ足を強めるなか、ドイツの主要株価指数であるDAXが午後に入って値を消したほか、仏CAC40や英FTSE100など軒並み軟化し、結局全面安商状で取引を終えている。引き続き緊迫が続く中東情勢も重荷となっている。米国株市場ではNYダウが小安く始まった後、次第安の展開でほぼ安値引けとなり、約4カ月ぶりの安値をつけた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も同様に下げ幅を広げる動きを強いられた。原油市況高騰に伴うスタグフレーションへの警戒感が拭えないなか、注目されたFOMCでは政策金利の据え置きを決定し、今後の見通しについても年内の利下げ回数はあと1回との見方でタカ派寄りの内容だった。パウエルFRB議長の記者会見では、中東情勢が米経済に与える影響の不透明感に言及、インフレ圧力が落ち着かない限り利下げは行われないとの見解を示した。これを受けた米長期金利の上昇を背景に、投資家のセンチメントが悪化し全体相場の下げを助長している。東京市場では、米株市場でダウ、ナスダック指数ともに大幅な下げとなったことを受け、リスク許容度の低下した海外投資家の売りなどがかさみ軟調地合いとなることが避けられない。日銀の金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見を控え、取引時間中のボラティリティも先物主導で高まりそうだ。

 18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比768ドル11セント安の4万6225ドル15セントと3日ぶり大幅反落。ナスダック総合株価指数は同327.11ポイント安の2万2152.42だった。

 日程面では、きょうは日米首脳会談がワシントンで開催される。また、日銀金融政策決定会合の結果発表と植田和男日銀総裁の記者会見、1月の機械受注、1月の鉱工業製生産(確報値)など。海外では2025年11月~26年1月の英失業率、3月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月の米新築住宅販売件数、1月の米卸売在庫・売上高など。このほか、英中銀、スイス中銀、スウェーデン中銀、ECB理事会が政策金利を発表する。

出所:MINKABU PRESS


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