来週の為替相場見通し=ドル高・円安基調に変化はあるか


 来週のドル円相場は、中東情勢の先行き不透明感や原油相場の上昇を背景としたドル高・円安基調に変化があるかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=158円00銭~161円00銭。

 米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続くなか、原油先物相場が再び騰勢を強めており、「有事のドル買い」や日本の貿易赤字拡大への思惑から円売り・ドル買いが入りやすい。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が18日の記者会見で利下げを再開するにはインフレ鈍化の進展を確認する必要があると強調し、米金利の先安観が後退していることもドル買いを促すだろう。

 ただ、片山さつき財務相が19日の閣議後会見で、円安進行について「いなかる時にも万全な対応を取る」と述べるなど、日本の通貨当局は過度な円安を懸念しているとみられ、円相場が対ドルで160円を超える水準では円買い介入への警戒感が強まりそう。日銀の植田和男総裁が19日夕の記者会見で、利上げ路線を維持する意向を改めて示したことも円を下支えしそうだ。

 なお、来週に米国で発表される主な経済指標は、23日に1月の建設支出、24日に3月の購買担当者景気指数(PMI)速報値と3月のリッチモンド連銀製造業指数、25日に10~12月期の経常収支と2月の輸出入物価指数、26日に前週分の新規失業保険申請件数、27日に3月のミシガン大学消費者態度指数・確報値など。国内では24日に2月の全国消費者物価指数(CPI)、26日に2月の企業向けサービス価格指数が公表される。

出所:MINKABU PRESS


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