午後:債券サマリー 先物は反落、米債券安や原油高などが影響


 19日の債券市場で、先物中心限月6月限は3日ぶりに反落。前日の米債券安が影響したほか、原油高や円安進行によるインフレ懸念から売りが出やすかった。

 18日に発表された2月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行った記者会見で「インフレ面での進展がなければ利下げはないだろう」と述べたことを受け、同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反落(金利は上昇)したことが重荷。また、原油先物相場が再び騰勢を強めていることに加え、外為市場で円安が進んでいることから国内物価の上振れリスクが意識された面もあった。きょうまで開かれた日銀金融政策決定会合では政策金利の据え置きが決まったが、「経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」との方針に変わりはなく、利上げ路線を継続していく姿勢を示したことから債券先物は軟調に推移。午後1時50分ごろに131円10銭をつけたあとは下げ一服となったが、夕方に予定されている植田和男総裁の記者会見を見極めたいとして戻りは鈍かった。

 先物6月限の終値は、前日比34銭安の131円21銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.055%高い2.260%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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