米外為市場サマリー:有事のドル買いで一時159円39銭まで上伸


 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=159円23銭前後と前日と比べて1円50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=184円23銭前後と同1円40銭強のユーロ高・円安だった。

 米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続くなか、20日にはニュースサイトのアクシオスが「イランの主要原油輸出拠点であるカーグ島について、トランプ米政権は占拠または封鎖する計画を検討している」と報じたことなどが投資家心理を冷え込まし、質への逃避から基軸通貨であるドルに買いが先行。エネルギー価格の高騰がインフレ圧力を強め、米利下げが後ずれするとの見方から米長期金利が上昇したこともドルの支えとなった。米CBSが関係者の話として「米国防総省の当局者は、イランへの地上部隊派遣に向けた詳細な準備を進めている」と伝えると、ドル円相場は「有事のドル買い」に押し上げられる形で一時159円39銭まで上伸した。一方、「欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁がブルームバーグのインタビューで「イラン戦争の影響で物価上昇圧力が一段と高まった場合、ECBが4月にも利上げを検討することが必要になる」との見解を示したことなどからユーロが対円で買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1572ドル前後と前日と比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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