午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利一時2.320%に上昇


 23日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。中東情勢の悪化が長期化すれば原油価格が一段と騰勢を強め、世界的なインフレを招くとの懸念から売り圧力が強まった。

 欧米の主要中央銀行が物価上昇への警戒感を強めているなか、前週末20日の欧米市場で長期金利が上昇。トランプ米大統領が21日(日本時間22日午前)に「イランが48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ発電所を標的に攻撃を始める」と表明したことなどを背景に、この日の時間外取引で米長期金利が水準を切り上げたことが円債に影響し、債券先物は朝方に一時130円62銭まで軟化した。その後は日経平均株価の大幅安を手掛かりに下げ渋る動きとなったものの、エネルギー価格の高騰で国内物価の上振れリスクが意識されやすいことから戻りは限定的。日銀の植田和男総裁が19日の記者会見で利上げ路線を維持する意向を改めて示したことや、あす24日に財務省による40年債入札が実施されることも重荷となったようだ。

 先物6月限の終値は、19日に比べて42銭安の130円79銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.320%と約2カ月ぶりの水準をつけ、午後3時時点で19日に比べて0.045%高い2.305%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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