25日の株式相場見通し=続伸か、米株軟調も配当権利取りや配当再投資などが押し上げ効果に


 25日の東京株式市場は上値指向が続き、日経平均株価は続伸する公算が大きい。5万3000円大台ラインを突破し、展開次第では5万3000円台半ばまで水準を切り上げる場面もありそうだ。前日は日本株を含むアジア株市場が総じて上昇したが、欧州でも強弱観が対立するなか取引後半は強含みで推移する市場が多かった。米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃に終結のメドが立たず、引き続き原油市況が高止まりするなか積極的に上値を買い進む動きはみられなかったが、下値では買いが厚い状況にある。欧州市場全体の動向を表すストックス・ヨーロッパ600指数は小幅ながら続伸している。一方、米国株市場では上値の重い展開が続いた。一時は停戦に向けた交渉が進む可能性が意識され、NYダウはプラス圏に浮上する場面もあった。トランプ米大統領が「イランとは理にかなった話をしている」と交渉が続いていることを強調、これを拠りどころに買いが流入する場面があったが、強気優勢の地合いは続かなかった。WTI原油先物価格が一時1バレル=93ドル台まで上昇し、物価上昇圧力を背景とした米長期金利上昇が株式の相対的な割高感を増幅させる状況にある。ハイテク株への売りが目立ち、ナスダック総合株価指数の下落率はダウを上回った。ただし、半導体関連株は強さを発揮しフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続伸して引けている。東京市場では米株安はネガティブ材料ながら、今週末に権利付き最終売買日を控えていることで、駆け込みでの配当権利取り狙いの買いや配当再投資などの動きが予想され、全体指数に押し上げ効果をもたらしそうだ。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比84ドル41セント安の4万6124ドル06セントと反落。ナスダック総合株価指数は同184.87ポイント安の2万1761.89だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(1月22~23日開催分)、2月の全国スーパー売上高、2月の外食売上高など。また、ジェイファーマ<520A.T>、ベーシック<519A.T>がいずれも東証グロース市場に新規上場する。海外では豪消費者物価指数(CPI)、英CPI、3月の独Ifo企業景況感指数、2月の米輸出入物価指数、10~12月期の米経常収支、米5年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS


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