午後:債券サマリー 先物は反落、原油高による物価上振れリスクを意識


 26日の債券市場で、先物中心限月6月限は3営業日ぶりに反落。前日の米債券高を受けた買いは朝方で一巡し、その後は原油高による国内物価の上振れリスクが意識される形で軟化した。

 25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が米国とイランの停戦協議進展への期待感から反落し、インフレ懸念が和らぐなか同日の米長期債相場が反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。ただ、イラン国営放送が「米国が提示した停戦案をイランは拒否する」と報じるなど、中東情勢の先行き不透明感は残ったまま。この日の時間外取引で米原油先物相場や米長期金利が上昇に転じたことが重荷となり、債券先物は朝方に131円20銭をつけたあとは徐々に売りが優勢となった。財務省が実施した流動性供給入札は、応札倍率が3.91倍(前回は2.78倍)と無難に通過したが、中東紛争の長期化懸念と原油価格の先高観が根強いとあって入札結果を手掛かりとした買いは入らず。日銀の植田和男総裁が19日の記者会見で「中東情勢の緊迫化などで景気が下押されても、基調物価に影響がなければ利上げは可能」との見解を示し、次回4月会合での利上げの可能性を排除しなかったことも尾を引いているようで、午後2時10分すぎには130円78銭まで下押す場面があった。

 先物6月限の終値は、前日比30銭安の130円83銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.025%高い2.275%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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