午後:債券サマリー 先物は小反落、引けにかけポジション調整売りに押される


 31日の債券市場で、先物中心限月6月限は小反落。原油先物相場の騰勢が和らいだことを手掛かりに買われる場面があったものの、引けにかけては年度末に伴うポジション調整売りに押された。

 ドバイ港に停泊中のクウェートの原油タンカーがイランの攻撃を受けたと伝えられ、日本時間朝方の時間外取引で米原油先物相場の上げ幅が拡大。エネルギーの輸入依存度が高い日本の物価上振れリスクが意識され、債券先物は午前9時10分すぎに130円19銭まで軟化する場面があった。ただ、米紙ウォール⁠・ストリート・ジャーナル(WSJ)が「トランプ米大統領が側近に対し、ホルムズ海峡の封鎖がほとんど解除されないままでも、対イラン軍事作戦を終わらせる用意があると語った」と報じ、米原油先物相場の上げが一服すると債券先物に買いが流入。また、前日に米長期金利が低下し、この日の時間外取引で水準を更に切り下げたことも円債の支えとなった。午後には2年債入札を無難に通過した安心感も加わり、午後2時00分すぎには一時130円56銭まで上伸した。とはいえ、きょうは月末・年度末とあって持ち高調整の動きが出やすく、引けにかけて伸び悩み。日本時間今晩に2月の米雇用動態調査(JOLTS)や3月の米消費者信頼感指数などが発表されるほか、あすに日銀全国企業短期経済観測調査(短観)の公表を控えていることも動きにくさにつながったようだ。なお、2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭2厘と前回(2月27日)の1銭3厘からやや縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.54倍と前回の3.32倍を上回った。

 先物6月限の終値は、前日比3銭安の130円31銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.005%低い2.355%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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