1日の株式相場見通し=5日ぶり急反発、米株大幅高受け買い戻し


 1日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く買い戻され、日経平均株価は5日ぶりに大幅反発する展開が見込まれる。前日は乱高下を経て、結局820円あまり下落したが、きょうは倍返しの戻りで一気に5万3000円台を目指す動きも想定される。前日は日本株だけではなくアジア株市場全般が大きく下値を探る展開だったが、欧州時間から流れが変わった。ドイツの主要株価指数であるDAXやフランスのCAC40、英国のFTSE100など軒並み上昇、欧州全体の株価動向を表すストックス・ヨーロッパ600指数も小幅ながら続伸となった。トランプ米大統領が「ホルムズ海峡の解放を待たずにイランへの軍事攻撃を終了することに言及した」と報じられたことが好感され、防衛関連株や自動車株などへのショートカバーを誘った。そして、米国時間の取引後半になるとこの買い戻しの流れが一気に加速することになる。これまで中東情勢の緊迫した状態が長期化することへの懸念が高まっていただけに、足もとで軍事衝突が収束に向かうとの見方が強まったことは、ショートポジションを組んでいた向きの手仕舞いを誘発した。NYダウは前週まで5週連続安で高値からの下落率が「調整局面入り」を示唆する10%を超えていたが、値ごろ感も生じていたことで新たなリバウンド狙いの買いも呼び込んだようだ。ハイテク株への買いが特に目立ち、ナスダック総合株価指数の上昇率は3.8%とダウを大きく上回ったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は6.2%高に達した。東京市場では米国株の急激な戻り足を引き継ぐ形で、日経平均は満を持して切り返す公算が大きい。前日までの4営業日で2700円弱水準を切り下げていたが、その下げ分の半値戻し水準である5万2000円台半ばから5万3000円のゾーンで売り買いを交錯させる展開がイメージされる。

 31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1125ドル37セント高の4万6341ドル51セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同795.98ポイント高の2万1590.62だった。

 日程面では、きょうは3月の日銀全国企業短期経済観測調査(日銀短観)、3月の新車販売台数(自販連)、3月の軽自動車販売台数(全軽自協)など。海外では3月のレーティングドッグ中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月のユーロ圏失業率、3月のADP全米雇用リポート、2月の米小売売上高、3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、1月の米企業在庫など。

出所:MINKABU PRESS


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