午後:債券サマリー 先物は急反落、原油高や低調な10年債入札結果が影響


 2日の債券市場で、先物中心限月6月限は急反落。トランプ米大統領の演説を受けて米原油先物相場が上昇したことや、この日に財務省が実施した10年債入札が低調な結果になったことが影響した。

 トランプ氏は1日夜(日本時間2日午前)、イラン攻撃に関する米国民向け演説を行った。イランとの戦争における「中核的な戦略目標」がほぼ達成されつつあるとの考えを示した一方、「今後2~3週間で極めて厳しい攻撃を加えるつもり」「イランの新指導部が満足のいく交渉を行わなければ、同国の発電施設や石油インフラへの攻撃を開始する」などと発言。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くとの見方から原油の供給懸念が再燃し、時間外取引で米原油先物相場が騰勢を強めると、エネルギーの輸入依存度が高い日本のインフレを懸念した債券売りが優勢となった。また、午後に入って明らかになった10年債入札の結果で需給の緩みが示されたことも下げ足を速めた一因。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が36銭と前回(3月3日)の6銭から拡大したほか、投資家需要の強弱を示す応札倍率が2.57倍と前回の3.30倍を下回ったことを嫌気した売りがかさみ、午後0時35分ごろには一時130円10銭まで下押した。その後は下げ渋る動きとなったものの、原油高による金利の先高観から戻りは鈍かった。
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 先物6月限の終値は、前日比68銭安の130円19銭となった。現物債市場で10年債の利回りは一時2.390%に上昇し、午後3時時点では前日に比べて0.085%高い2.385%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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