明日の為替相場見通し=有事のドル買いと介入を警戒した円買いが綱引き


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、中東紛争の終結は容易ではないとの見方と日本の通貨当局による介入警戒感が交錯する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=159円20銭~160円10銭。

 トランプ米大統領は1日夜(日本時間2日午前)に米国民向けの演説を行い、イランとの戦争における「中核的な戦略目標」がほぼ達成されつつあるとの考えを示した一方、「今後2~3週間で極めて厳しい攻撃を加えるつもり」「イランの新指導部が満足のいく交渉を行わなければ、同国の発電施設や石油インフラへの攻撃を開始する」などと述べた。市場では停戦に向けた発言への期待が高まっていただけに「有事のドル買い」が入りやすい。原油先物相場が一段と騰勢を強めれば、日本の貿易収支が悪化するとの思惑から円の売り材料となりそうだ

 ただ、ドル円相場が160円を超える水準では日本の政府要人による円安牽制が意識され、介入警戒感から積極的には円を売りにくいとみられる。また、3日に発表される3月の米雇用統計を控えて一方向には持ち高を傾けにくい面もある。なお、日本時間今晩には前週分の米新規失業保険申請件数、2月の米貿易収支が発表される。

出所:MINKABU PRESS


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