東京株式(大引け)=290円高、イラン停戦観測で前場急伸も後場は売り圧力顕在化


 6日の東京株式市場はリスク選好、先物主導で日経平均は前引け段階で5万4000円台を回復した。しかし、後場は伸び悩む展開となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比290円19銭高の5万3413円68銭と続伸。プライム市場の売買高概算は16億5111万株、売買代金概算は5兆2740億円。値上がり銘柄数は949、対して値下がり銘柄数は561、変わらずは66銘柄だった。

 きょうの東京市場は前週末の欧米株市場が休場だったこともあって手掛かり材料に事欠いたが、日経平均はショート筋の買い戻しが機能する形で先物主導の上昇を演じた。一時900円強の急伸をみせ、前引けは5万4000円台で着地した。トランプ米大統領がイランに対し強硬姿勢を示すなか、イランへの大規模な軍事攻撃が警戒されているが、一部で停戦観測が浮上しショートカバーを誘発。しかし、原油市況高騰に伴う企業業績への影響なども考慮され、後場の取引では上値が重かった。前引け時点ではプライム上場銘柄の80%あまりが上昇していたが、大引けは値上がり銘柄数が1000を下回り全体の60%まで減少した。また、海外市場の休場に伴い外国人投資家の参戦が限定的だったこともあり、全体売買代金は5兆2000億円台と前週末3日に続き5兆円台にとどまっている。

 個別では、売買代金トップが定着しているキオクシアホールディングス<285A.T>が堅調なほか、古河電気工業<5801.T>が商いを伴い大きく上値を伸ばした。レーザーテック<6920.T>の上げ足も目立った。このほか、アドバンテスト<6857.T>がしっかり、ディスコ<6146.T>なども買いが優勢だった。イビデン<4062.T>、レゾナック・ホールディングス<4004.T>が物色人気。さくらインターネット<3778.T>が連日のストップ高となり、GMOインターネット<4784.T>、ライフドリンク カンパニー<2585.T>などが値を飛ばした。日本トムソン<6480.T>、ラサ工業<4022.T>なども大幅高。

 半面、三菱重工業<7011.T>、IHI<7013.T>が冴えず、INPEX<1605.T>が売られた。三菱商事<8058.T>が安く、日立製作所<6501.T>も軟調。アステリア<3853.T>が急落、ARCHION<543A.T>も大幅に利食われた。KLab<3656.T>も大きく水準を切り下げた。東洋エンジニアリング<6330.T>、サンリオ<8136.T>が安く、イーレックス<9517.T>も下値を探った。

出所:MINKABU PRESS


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