午後:債券サマリー 先物は続伸、原油安でインフレ懸念後退


 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。米国がイランに対する攻撃を2週間停止することに同意し、時間外取引で米原油先物相場が急落したことからインフレ懸念が後退した。

 トランプ米大統領は日本時間8日早朝、自身のSNSに「パキスタンのシャリフ首相及びムニール元帥から軍事行動の停止要請があり、イランがホルムズ海峡の完全かつ即時の安全な開放に同意することを条件に、イランへの爆撃及び攻撃を2週間停止することに同意する」と投稿。イランのアラグチ外相も同日に「2週間、ホルムズ海峡の安全な通航が可能になる」と投稿し、米国が攻撃を停止すればイランも報復しないと表明した。これを受けて原油高を通した国内物価の上振れに対する警戒感が和らぎ、債券先物は朝方に一時130円61銭まで上伸した。その後は日経平均株価の大幅高が重荷となる形で上げ一服となったが、国内金利の上昇圧力がいったん落ち着くとの見方を背景に堅調推移。この日は日銀による国債買い入れオペが実施され、「残存期間5年超10年以下」と「同10年超25年以下」の応札倍率が前回を上回り、投資家の売り意欲が示されたが相場への影響は特にみられなかった。

 先物6月限の終値は、前日比33銭高の130円37銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.040%低い2.365%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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