東京株式(大引け)=2878円高、イラン停戦受けリスク選好ムードに染まる


 8日の東京株式市場は主力株をはじめリスクオン一色に染まり、日経平均株価は一時3000円近い上昇をみせ、終値では若干伸び悩んだもののこの日の高値圏で引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比2878円86銭高の5万6308円42銭と大幅高で4日続伸。プライム市場の売買高概算は27億6005万株、売買代金概算は9兆6668億円。値上がり銘柄数は1383、値下がり銘柄数は168、変わらずは26銘柄だった。

 きょうの東京市場は、リスク選好ムードが一気に強まり、日経平均株価は記録的な上昇幅となった。1日の上げ幅としては歴代3位にランクされた。イランと米国が停戦交渉期限を目前に控えた今朝方に即時停戦で合意、これを受けて空売り筋の買い戻しを誘発、先物主導で日経平均が一気に押し上げられる格好となった。原油市況の急落や、国内長期金利の急低下など、これまでの資金の流れが逆回転し、インデックス買いを交えて時価総額上位の主力銘柄に値を飛ばす銘柄が相次いだ。アジア株市場が全面高様相となったほか、米株価指数先物も急騰しておりこれを横目に、投資資金の流入を加速させた。半導体関連株や電線株などが一斉高に買われ、日経平均は後場取引終盤に上げ幅を2995円まで広げる場面があった。プライム上場銘柄の88%が上昇、売買代金は9兆6000億円台に達した。

 個別では、圧倒的な売買代金をこなしたキオクシアホールディングス<285A.T>が値上がり率でもトップ、古河電気工業<5801.T>が売買代金、値上がり率ともに2位となり、この2銘柄のパフォーマンスが際立った。アドバンテスト<6857.T>、レーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が軒並み値を飛ばした。JX金属<5016.T>、三井金属<5706.T>が買われ、イビデン<4062.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>も急騰。日東紡績<3110.T>にも投資資金が集中した。ファーストリテイリング<9983.T>が大きく買われ、マルマエ<6264.T>、東邦チタニウム<5727.T>なども大きく水準を切り上げた。

 半面、信越化学工業<4063.T>、任天堂<7974.T>が軟調、INPEX<1605.T>が急落した。商船三井<9104.T>、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>など海運株が揃って安くなり、三井海洋開発<6269.T>も大きく下げた。このほか、日本コークス工業<3315.T>、サカタのタネ<1377.T>などが大幅安。出光興産<5019.T>、石油資源開発<1662.T>なども値を下げた。

出所:MINKABU PRESS


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