<動意株・9日>(前引け)=カヤバ、ABCマート、FIXER


 カヤバ<7242.T>=急伸。自動車部品製造を手掛け、衝撃を緩和する油圧緩衝器で世界屈指の実力を有するほか、建機用油圧シリンダーでは世界トップシェアを誇る。同社は8日取引終了後、9月末時点の株主を対象に1株を3株にする株式分割を実施することを発表。また、発行済み株式数の19.56%にあたる986万9864株の自社株を消却(6月29日の予定)することも併せて開示、これらがポジティブサプライズとなり買いを呼び込んでいる。業績面では26年3月期営業利益が前の期比59%増の360億円を計画、過去最高を大幅に更新する見通しだ。27年3月期はサスペンションなどバネの専業メーカーである知多鋼業を買収した際の、のれん益剥落もあって大幅な減益が予想されるが、一過性でこれは既に株価に織り込まれたとみてよさそうだ。売上高は引き続き増収基調が見込まれ、利益面でも業容拡大効果が今後徐々に反映される可能性が高い。配当利回りが3%を超え、PERやPBRなど投資指標面での割安さが際立っていることも買いを誘引している。

 エービーシー・マート<2670.T>=切り返し急で新高値。8日の取引終了後に発表した27年2月期の連結業績予想で、売上高4008億円(前期比5.9%増)、営業利益656億円(同3.7%増)、純利益464億円(同0.1%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比5円増の80円とした。国内で36店舗の新規出店と50店舗程の改装を計画するほか、海外では韓国を中心に4カ国で26店舗の新規出店と20店舗の改装を計画。また、健康意識の高まりによる需要の拡大を見込み、ランニングシューズとウォーキングシューズの販売を強化するほか、ハンズフリーシューズのバリエーションの増加や、ライフスタイルカジュアル商品の販売強化にも取り組み売り上げの拡大を狙う。26年2月期決算は、売上高3786億2400万円(前の期比1.7%増)、営業利益632億8700万円(同1.2%増)、純利益463億4600万円(同2.2%増)だった。

 FIXER<5129.T>=急反発で年初来高値に急接近。8日の取引終了後に、機密性の高い情報や独自のノウハウを外部に出すことなく、組織内で活用できるオンプレミス型生成AI「Sovereign GaiXer(ソブリンガイザー)」の正式受注を開始したと発表しており、これを好感した買いが流入している。同製品は「機密性」「データ主権(デジタル・ソブリンティ)」に重点を置いた製品。外部とのネットワーク接続を制限し、機密データを制限した環境で生成AIを利用したい組織向けに、大規模言語モデルを含む生成AIを実運用で高速に動作させることを目的としたワンストップ提供を行うとしており、提供はハードウェアと同社ソフトウェアを一体化した検証済み構成で納品し、導入から運用までを支援する。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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