午後:債券サマリー 先物は反発、20年債入札は好調な結果に


 14日の債券市場で、先物中心限月6月限は4営業日ぶりに反発。原油高が一服したことでインフレ懸念が和らいだほか、この日に実施された20年債入札が好調な結果になったことが支援材料となった。

 トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に「イラン側が和平交渉を巡って米政権に接触してきた」と発言。また、一部で「米国とイランが長期的な停戦に向けた次回の対面協議の開催について協議していることが分かった」と報じられ、和平協議が今後も継続されるとの見方が広がった。時間外取引で米原油先物相場が下落し、エネルギーの大半を輸入に頼る日本のインフレ懸念が後退したことから債券に買い戻しが流入。また、日銀の植田和男総裁が13日の信託大会で、先行きの金融政策運営について「現在も不透明な状況にある中東情勢の行方や影響を注視して日銀が示している経済・物価見通しの実現確度やリスクを点検していく」との見解を示し、4月会合での利上げ見送りを示唆したことも相場の押し上げ要因となった。午後に入って20年債入札の好調な結果が明らかになると、債券先物は一時130円01銭まで上げ幅を拡大。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(3月17日)の6銭から縮小し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が4.82倍と前回の3.25倍を上回ったことが素直に好感された。

 先物6月限の終値は、前日比40銭高の129円99銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.050%低い2.415%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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