<注目銘柄>=エニーカラー、下げすぎ感強く成長性を見直す時期


 ANYCOLOR<5032.T>は利益下方修正の発表を機に3月30日には年初来安値2838円に売られたが、売られすぎとの見方が強い。

 Vチューバーグループ「にじさんじ」の運営が主な事業で、バラエティー豊かなライバー(ライブ配信者)を多く抱えている点が強み。3月11日に26年4月期の単独業績予想について、営業利益を210億~220億円から198億2400万~203億5900万円(前期比21.8%~25.1%増)へ下方修正したが、第3四半期に廃棄予定の棚卸資産に係る商品評価損を計上したことに加えて、第4四半期に会計上の商品評価損を計上する予定であることが要因としている。

 一方で、コマースを中心にVチューバーユニットの周年施策、季節性施策、ライブ関連グッズなどに大型施策による強い需要があるとして、売上高は520億~540億円から547億3000万~556億3000万円(同27.6%~29.7%増)へ上方修正した。今後も、緩やかなファンの拡大やライセンス/タイアップなどによる事業領域の拡大により、トップラインの高成長は可能とみられる。

 こうしたトップラインの成長に加えて、同社は複数の収益源を有し、高い限界利益率とキャッシュ創出力を備えた事業構造を維持していることから、今後も利益の高成長継続が期待できる。時価水準は棚卸資産の評価損の影響を過度に考慮した水準とみられ、見直し余地は十分だ。(温羅)

出所:MINKABU PRESS


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