午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀利上げ観測和らぎプラス圏浮上


 16日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。午前は米債券安や原油の高止まりから軟調な展開だったが、午後に入ると日銀の早期利上げ観測が和らぐなかプラス圏に浮上した。

 15日に発表された4月のニューヨーク連銀製造業景況指数が改善したことなどを受け、同日の米長期債相場が3営業日ぶりに反落(金利は上昇)した流れが円債に波及する形で売りが先行。債券先物は前日比16銭安の129円90銭で寄り付いたあとは下げ渋る動きとなったものの、米原油先物相場が高止まりしていることから国内物価の上振れが意識されやすく戻りは鈍かった。ただ、ブルームバーグ通信が昼休み時間帯に「片山さつき財務相は15日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では利上げが経済に与え得る悪影響への懸念から、金融政策を様子見とする声が多く上がったことを明らかにした」と伝えたことをきっかけに買いが流入。日銀が4月会合で利上げに動くとの思惑が後退するなか、先物は130円16銭まで上伸する場面があった。なお、この日に実施された流動性供給入札(対象:残存期間5年超11年以下)の応札倍率は3.01倍となった。今月から年限区分が変更(従来は5年超15.5年以下)されたことで評価は難しいが、市場では概ね無難な結果と受け止められたようだ。

 先物6月限の終値は、前日比8銭高の130円14銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.005%低い2.400%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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