午後:債券サマリー 先物は続伸、流動性供給入札は強めの結果に


 21日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。日銀による早期の追加利上げ観測の後退に加え、この日に実施された流動性供給入札の結果が強めだったことが相場を押し上げた。

 ロイター通信は20日夕、「日銀は27~28日に開催する金融政策決定会合で、追加利上げを見送る公算が大きい」と報道。中東情勢を巡る不確実性がなお残り、利上げを急ぐ必要はないとの判断が浮上しているという。米国とイランの停戦期限を米東部時間22日夜(日本時間23日午前)に控えて積極的には動きにくいものの、市場で「日銀は早期利上げに慎重」との見方が広がるなか債券先物は堅調に推移。この日の時間外取引で米長期金利や米原油先物が比較的落ち着いた動きとなっていたことも債券相場の支えとなった。午後に入って流動性供給入札(対象:残存期間11年超39年未満)の応札倍率が3.58倍となったことが分かると、午後2時10分すぎには一時130円41銭まで上伸。今月から年限区分が変更(従来は15.5年超39年未満)されたことから単純比較はできないが、前回2月25日の3.18倍を上回ったことで投資家の引き合いの強さが意識されたようだ。

 先物6月限の終値は、前日比13銭高の130円32銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.370%に低下し、午後3時時点では前日に比べて0.015%低い2.380%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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