来週の株式相場に向けて=米巨大テックの投資に関心、アドテスト決算など注目


 24日の日経平均株価は前日比575円高の5万9716円と反発し最高値を更新した。前日には一時6万0013円まで上昇しており、東京市場は青空圏に突入している。

 イラン情勢は依然として先行き不透明だが、「再び戦闘に突入さえしなければいいという楽観論が台頭しており、株式市場はイラン情勢をさほど気にしなくなりつつある」(市場関係者)との声も出ている。むしろ、AI・半導体関連株の人気一色となるなか、ハイテク株動向へ視線は集中している。

 東京市場は来週後半からはゴールデンウイークに突入するが、注目イベントは目白押しで目の離せない展開は続きそうだ。まず来週は「中銀ウィーク」で27~28日に日銀金融政策決定会合、28~29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、29~30日に欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。いずれも金融政策は据え置きの見通しだが、状況次第で為替相場などが乱高下することもあり得る。

 日米で決算発表が本格化する。なかでも、米国ではビッグテック企業の決算が予定されており、29日にメタ・プラットフォームズ<META>、アマゾン<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>、30日にアップル<AAPL>が予定されている。特に、このビッグテック決算では「データセンター(DC)などの設備投資動向が高い関心を集めている」(アナリスト)という。必ずしも規模拡大が歓迎されるわけではなく、過大な投資と受け止められれば、株価は一気に売られる可能性もある。ハイパースケーラー(大規模なクラウド事業者)でもあるビッグテックの決算は、AI・半導体関連株相場の先行きを占ううえで大きなポイントとなりそうだ。

 更に、AI・半導体関連では28日にコーニング<GLW>、29日にテラダイン<TER>、30日にサンディスク<SNDK>が決算発表を行う。国内では、27日にアドバンテスト<6857.T>、30日に東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>が決算を予定している。特に、牽引役となっているアドテストなどの決算結果は市場を揺さぶりそうだ。

 上記以外のスケジュールでは、海外では28日に米4月消費者信頼感指数、29日に米3月耐久財受注、30日に米1~3月期GDP、米3月米個人消費支出(PCE)物価指数、5月1日に米4月ISM製造業景況指数が発表される。27日にベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、28日にコカ・コーラ<KO>、スターバックス<SBUX>、30日にキャタピラー<CAT>、1日にエクソンモービル<XOM>、シェブロン<CVX>が決算発表を行う。

 国内では、28日に3月失業率・有効求人倍率、30日に3月鉱工業生産、1日に4月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。29日は「昭和の日」の祝日で休場となる。27日に日立製作所<6501.T>、アンリツ<6754.T>、28日にTDK<6762.T>、信越化学工業<4063.T>、NEC<6701.T>、30日に村田製作所<6981.T>、1日に三菱商事<8058.T>、DMG森精機<6141.T>、セイコーエプソン<6724.T>が決算発表を行う。来週の日経平均株価の予想レンジは5万8500~6万0700円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS


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