午後:債券サマリー 先物は横ばい、日銀会合の結果発表後に下落する場面も


 28日の債券市場で、先物中心限月6月限は横ばい。日銀金融政策決定会合の結果発表直後に下落し、その後プラス圏に浮上するなど相場の方向感はつかみにくかった。

 この日まで開かれた日銀会合で、政策金利である無担保コール翌日物レートの誘導目標を0.75%程度に据え置くことが決まった。ただ、利上げを主張して反対票を投じた審議委員が3人(高田創氏、田村直樹氏、中川順子氏)に増えたことを受け、市場では「タカ派的な据え置き」と受け止める向きが多かったもよう。また、あわせて公表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、26年度の生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)の上昇率の見通しを2.8%と、前回の1月時点から0.9ポイント引き上げられたことで、日銀が次回以降の会合で利上げに踏み切る可能性が意識された面もあった。とはいえ、債券先物は129円53銭まで下押したあと、一時129円74銭まで上伸。為替市場で円安圧力が後退したことが支えとなったほか、植田和男総裁の記者会見を控えて一方向には持ち高を傾けにくかったようだ。

 先物6月限の終値は、前日と同じ129円70銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と同じ2.465%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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