<動意株・28日>(前引け)=五洋建、北川精機、インスペック


 五洋建設<1893.T>=大幅続伸で底入れ反騰局面に。4月8日に戻り高値を形成したものの、翌9日以降はほぼ一貫して下値を探る動きを強いられていたが、今週明けから流れが変わった。海洋土木を得意とするゼネコン準大手だが、国土強靱化や防衛関連の国策案件で港湾整備が業績を後押しするほか、海外においても収益採算が改善している。海底インフラでも高実績を有し、洋上風力発電分野に傾注。積載能力の高い新型ケーブル敷設船(CLV)に総額約365億円を投じ2028年の稼働を予定しているが、これは電力ケーブルだけでなく、長距離の光海底ケーブル敷設でもビジネスチャンスがある。世界的に驚異的なスピードでAIインフラ投資が拡大するなか、海洋領域で主役級の活躍が期待されるとの見方が見直し買いを誘導している。

 北川精機<6327.T>=急騰で上場来高値更新。今月21日につけた上場来高値2250円奪回から上げ足を更に加速させ2500円台まで一気に駆け上がった。真空環境下でのプリント基板プレス装置を主力としており、世界的にもトップクラスの商品競争力を誇る。AIデータセンター投資が加速するなかで、AI半導体向けプレス装置にも特需が発生しており業績は絶好調だ。5月8日に発表される26年3月期の決算発表を前に、貸株市場経由で調達したショート筋が買い戻しを急いでいる。株価は青空圏突入で戻り売り圧力からも完全に解放された状態にある。

 インスペック<6656.T>=人気加速でカイ気配。半導体セクターに投資資金の流入が顕著となるなか、同関連の中小型株にもリターンリバーサル狙いの買いが向っている。そのなか、同社は半導体パッケージ基板の外観検査装置などを手掛けており、AI半導体向け需要の獲得に期待がかかっている。26年4月期の営業利益は前期比11%増益と2ケタ伸長を見込むが、27年4月期は伸び率が加速する可能性も指摘される。時価総額が30億円未満と小型ながら、浮動株比率が高く出来高流動性に富んでおり、株式需給面では貸株規制対象となるなど株不足の思惑などから上値を見込んだ投資マネーが流入している。

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出所:MINKABU PRESS


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