東京株式(大引け)=632円安、原油高警戒し一時5万9000円割れ


 30日の東京株式市場はリスクオフの地合いとなった。日経平均株価は一時1000円近い下落をみせ、5万9000円台を割り込む場面があった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比632円54銭安の5万9284円92銭と続落。プライム市場の売買高概算は31億7743万株、売買代金概算は9兆9743億円。値上がり銘柄数は347、対して値下がり銘柄数は1195、変わらずは32銘柄だった。

 きょうの東京市場は主力銘柄を中心に売りが先行した。日本が29日の祝日で休場の間、イラン情勢の膠着状態が続き原油相場が再び上昇。また、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて米利下げ観測が後退し、為替が1ドル=160円台と円安基調を強め、国内のインフレ圧力が改めて意識される状況となった。こうしたなか、きょうの債券市場で新発10年物国債利回りは2.5%を突破し、29年ぶりの高値圏に浮上。原油高と金利上昇が警戒され、株価の重荷となった。米国が新たなイラン攻撃を計画していると昼ごろ伝わり、後場に入って全体相場は一段安に。大引けにかけてはやや下げ渋った。決算など個別の材料で値上がりする銘柄も散見されたが、プライム市場全体で約76%の銘柄が値下がりした。売買代金は10兆円近い水準で活況だった。

 個別ではアドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>、フジクラ<5803.T>が軟調。ソフトバンクグループ<9984.T>は小安い。オリエンタルランド<4661.T>が水準を切り下げ、任天堂<7974.T>、ソニーグループ<6758.T>、サンリオ<8136.T>が値下がりした。富士通<6702.T>、NEC<6701.T>が急落。トヨタ自動車<7203.T>や日立製作所<6501.T>、三菱重工業<7011.T>も下落した。

 半面、キオクシアホールディングス<285A.T>が上昇。村田製作所<6981.T>、TDK<6762.T>のほか、イビデン<4062.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、SUMCO<3436.T>が水準を切り上げた。ファーストリテイリング<9983.T>はしっかり。信越化学工業<4063.T>、三菱電機<6503.T>、三井金属<5706.T>が堅調だった。

出所:MINKABU PRESS


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