ブラザーが3連騰、27年3月期の増収増益予想と自社株買い発表を好感◇


 ブラザー工業<6448.T>が3連騰し年初来高値を更新している。前週末8日の取引終了後に発表した27年3月期の連結業績予想で、売上高9100億円(前期比1.9%増)、営業利益850億円(同9.2%増)、純利益720億円(同6.5%増)を見込むことが好感されている。なお、年間配当予想は前期と同じ100円としている。

 中東情勢によるリスクや部材価格の高騰、米国関税政策の変化による影響などを織り込む一方、マシナリー事業で産業機器の更なる成長を見込むほか、MUTOHホールディングス<7999.T>が加わることによるIP(インダストリアル・プリンティング)事業の拡大を見込む。引き続き経費削減や販促費のコントロールなどにも取り組むことで増収増益とする。想定為替レートは1ドル=150円(26年3月期150円97銭)、1ユーロ=180円(同174円54銭)としている。

 26年3月期決算は売上高8934億6400万円(前の期比5.3%増)、営業利益778億6800万円(同15.0%増)、純利益676億2400万円(同23.5%増)だった。P&S(プリンティング&ソリューションズ)事業で価格対応効果を含め本体・消耗品の販売が堅調に推移したほか、マシナリー事業で産業機器の販売が好調だったことが寄与した。

 同時に、上限を1000万株(自己株式を除く発行済み株数の4.02%)、または200億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月11日から来年4月30日まで。また、6月1日付けで自社株730万7400株(消却前発行済み株数の2.84%)を消却するとした。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


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