12日の株式相場見通し=反発、米SOX高追い風にAI半導体関連が牽引


 12日の東京株式市場は反発の見通し。前日の米株式市場でAI半導体関連株の強調展開が続き、日本株もこの流れを引き継ぐ格好となりそうだ。想定レンジは6万2500~6万3500円。

 11日の米国市場で、主要株価3指数はそろって上昇し、ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数は連日で最高値を更新した。イラン情勢に関し、米国側の提案に対してイランからの回答があったが、トランプ米大統領は記者団に対して、イランの回答について「ごみ同然」と述べ、停戦合意は「生命維持装置につながれている状況だ」との見解を示した。依然として流動的な状態だとの受け止めから、米原油先物相場が高値水準を維持するなか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%を超す上昇となり史上最高値を更新。AI半導体関連株が引き続き物色された。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月限は6万2890円に水準を切り上げており、朝方の東京市場で日経平均は堅調な滑り出しが見込めそうだ。その後は決算発表を受けた個別物色の展開になるとみられる。12日はベッセント米財務長官が高市早苗首相らと会談する予定だ。会談後に、片山さつき財務相を含め為替関連でどのような発言が出てくるのか、注視されることになる。仮に円安抑止に向けた対応に意欲的な姿勢が示され、日銀の早期利上げ観測が一段と高まれば、銀行株や円高メリット株への選好姿勢が強まりやすい。一方、14日からの米中首脳会談を経てマーケット環境がどのように変化するかが目下の大きな関心事となっており、主力株に関しては高値圏で一定の利食い売り圧力が加わることも想定される。

 11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比95ドル31セント高の4万9704ドル47セントと小幅続伸。ナスダック総合株価指数は27.04ポイント高の2万6274.12だった。

 日程面で国内では、3月の家計調査や日銀金融政策決定会合の「主な意見」(4月27~28日開催分)が公表される。財務省は10年債入札を実施する予定。3月の景気動向指数、消費活動指数も発表されるほか、古河電気工業<5801.T>や住友電気工業<5802.T>、三菱重工業<7011.T>、川崎重工業<7012.T>、SUMCO<3436.T>、資生堂<4911.T>などが決算発表を予定する。海外では5月のドイツZEW景況感指数、4月の米消費者物価指数(CPI)、4月の米財政収支などの発表を控える。米国でも10年債入札が実施される。

出所:MINKABU PRESS


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