明日の株式相場に向けて=決算プレー本番、「イビデン・古河電」急騰で追い風強まる


 12日の日経平均株価は前日比324円高の6万2742円と反発した。一時800円高の6万3218円まで買われ、ソフトバンクグループ<9984.T>とフジクラ<5803.T>、イビデン<4062.T>の3銘柄で日経平均株価を400円強押し上げた。

 今週は決算発表がピークを迎え、AI・半導体関連株を中心に「決算プレー」は本番を迎えている。まず、11日取引終了後に発表されたイビデンの決算は、27年3月期の連結営業利益予想が前期比45.1%増の900億円と4期ぶりの最高益見通しが示された。市場の880億円前後の予想を上回り、株価は上場来高値を更新した。一方、同じく11日に決算発表したJX金属<5016.T>は、ユーロ円建てCBの発行も警戒され株価は急落と明暗が分かれた。

 続いて、きょうの午後2時に発表された古河電気工業<5801.T>の27年3月期の連結営業利益は前期比48.8%増の950億円が示された。大手証券では4月上旬時点で今期の同利益は850億円前後との予想を出していたが、これを大きく上回る好決算となった。株式10分割と今期実質増配も好感され、株価はストップ高に跳ね上がった。光ファイバーはデータセンター向けに「需給は世界的にタイト化している」(市場関係者)と言われている。大手電線では14日にフジクラとSWCC<5805.T>が決算を予定しており、この日は古河電の好決算を契機に両銘柄には先回り買いが入ったようだ。

 明日はソフトバンクGの決算発表がある。また、半導体関連ではSCREENホールディングス<7735.T>も予定されている。そして15日には、株価急騰から市場の関心を一身に集めるキオクシアホールディングス<285A.T>が決算発表を行う。3月期企業の決算発表は15日でほぼ一巡する。決算をきっかけに売買が集中する決算プレーは、いま真っ盛りといった格好だが、AI・半導体関連株の好業績発表を追い風に日経平均株価が再び最高値を更新するかが注視されている。

 スケジュール面では、今晩は米国で4月消費者物価指数(CPI)が発表される。明日は、国内では4月景気ウォッチャー調査が公表される。大林組<1802.T>や日本製鉄<5401.T>、三井不動産<8801.T>、三井金属<5706.T>などが決算発表を行う。明晩は米4月生産者物価指数(PPI)が発表される。シスコ・システムズ<CSCO>の決算発表が予定されている。

出所:MINKABU PRESS


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