午後:債券サマリー 先物は続落、欧米の長期金利上昇が影響


 13日の債券市場で、先物中心限月6月限は4日続落。原油価格の先高観を背景にインフレ懸念が強まるなか、前日の欧米市場で長期金利が上昇した流れを引き継いだ。

 12日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比の上昇率が市場予想を上回ったことを受け、同日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが円債に影響。また、中東の戦闘終結へ向けた米国とイランの協議が進まず、エネルギー価格が高止まりした状態が続けば物価上昇や利上げにつながるとの警戒感から、英国やドイツの長期金利が上昇したことも重荷となった。債券先物は朝方に128円78銭をつけたあとは下げ渋る動きとなったが、エネルギーの大半を輸入に頼る日本の物価上振れリスクが意識されやすいことから戻りは限定的。前日に日銀が公表した4月27~28日開催分の金融政策決定会合における主な意見で、ある委員が「次回以降の決定会合での利上げ判断は十分にあり得る」との見解を示していたことが尾を引いている面もあった。午後には持ち高調整とみられる買いで一時129円02銭まで戻す場面もあったが、あす財務省が実施する30年債入札への警戒感などから買いは続かなかった。

 先物6月限の終値は、前日比26銭安の128円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時2.600%と29年ぶりの水準に上昇。午後3時の時点では前日に比べて0.045%高い2.590%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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