15日の株式相場見通し=反発、米ナスダック最高値更新が追い風


 15日の東京株式市場で日経平均株価は反発する見通しだ。前日の米株式市場で主要株価3指数がそろって上昇し、NYダウ平均株価は5万ドル台を回復。ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数は過去最高値を更新しており、外部環境が日本株の追い風となる。想定レンジは6万2800円~6万3800円。

 14日から始まった米中首脳会談で、中国の習近平国家主席は台湾問題に関し、適切に処理できなければ米中は衝突する可能性があるとの見解を示し、米国側に強い警告を与えた。一方、エヌビディア<NVDA>の先端半導体「H200」を巡り、中国企業向けの販売を米国政府が許可したと一部で報じられたことを受けて同社株が上伸。半導体関連ではインテル<INTC>やクアルコム<QCOM>など売られる銘柄もあったが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は水準を切り上げた。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月限は6万3100円で終了。朝方の東京市場で日経平均はこの水準が意識され、上昇スタートが見込まれる。

 国内では15日は決算発表ラッシュとなり、取引時間中は個別物色の展開となる見込みだ。前日の売買代金が2兆4000億円超と異次元の規模となったキオクシアホールディングス<285A.T>は引け後の午後3時30分に決算発表を予定する。前日の取引時間中に決算を開示したフジクラ<5803.T>の株価が崩れ、投資家の強気心理に水を差す格好となったことを踏まえると、日中はキオクシア決算を見極めたいとの姿勢が広がる可能性がある。世界的にインフレ懸念が強まるなかにあって、日本の長期金利が昨日に続いて大きく上昇した際には、株式相場の重荷となると想定される。きょうまで開かれる米中首脳会談関連のニュースも注視が必要となるだろう。

 14日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比370ドル26セント高の5万0063ドル46セントと反発。ナスダック総合株価指数は232.87ポイント高の2万6635.22だった。

 日程面で国内では、取引開始前に4月の企業物価指数が、午後3時に4月の工作機械受注額が発表される。国内主要企業の決算ではキオクシアのほか、リクルートホールディングス<6098.T>、日本郵政<6178.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などが予定されている。海外では5月のニューヨーク連銀製造業景況感指数、4月の米鉱工業生産などの公表も控えている。インドネシア市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS


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