19日の株式相場見通し=自律反発狙いの買い優勢も上値は重い展開に


 19日の東京株式市場は主力銘柄を中心に切り返し、日経平均株価は6万1000円台を回復する公算が大きい。直近3営業日で2400円以上下落しており、目先リバウンド狙いの買いを誘導しやすくなっている。前日は欧州株市場が総じて上昇した。長期金利の上昇一服でインフレ懸念がやや後退、ドイツの主要株価指数であるDAXは朝安後に買い戻され1.5%高で大陽線を引いた。米国株市場では消費関連株の一角などを中心に頑強な値動きをみせNYダウが反発したが、マイクロン・テクノロジー<MU>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>が大幅安となるなど半導体セクターに売りが目立ち、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落した。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.5%安となった。半導体メーカーの生産能力が需要に追いつかないとの見方が目先利食い急ぎの動きを誘発した。また、引き続きイラン情勢は不透明感が拭えず、WTI原油先物価格が1バレル=108ドル台に上昇するなか、長期金利も高止まりしており買い手控え感が拭えない。東京市場でも米半導体株安は投資家心理を冷やす背景となりやすく、エヌビディア<NVDA>の決算発表を日本時間21日早朝に控え、様子見ムードも漂う。前日は株安・債券安・円安のトリプル安となったが、きょうも10年債利回りの動向などに神経質な地合いが予想され、自律反発後は上値の重い展開となりそうだ。

 18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比159ドル95セント高の4万9686ドル12セントと反発。ナスダック総合株価指数は同134.42ポイント安の2万6090.73だった。

 日程面では、きょうは1~3月期国内総生産(GDP)速報値、1年物国庫短期証券の入札、3月の鉱工業生産確報値、3月の第3次産業活動指数など。海外では1~3月期の英失業率、3月のユーロ圏貿易収支、4月の米仮契約住宅販売指数など。

出所:MINKABU PRESS


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