午後:債券サマリー 先物は続落、財政悪化懸念で売り優勢


 19日の債券市場で、先物中心限月6月限は8日続落。自律反発期待の買いが先行したものの、政府の補正予算編成を巡る財政悪化懸念が強いことから次第に売りが優勢となった。

 高市早苗首相は18日の政府与党連絡会議で、中東情勢を念頭に置いた物価高騰に対応するため、2026年度補正予算の編成を含めた対策の検討を正式に指示した。同日にはロイター通信が関係者の話として「財源は新たに特例公債(赤字国債)を発行する方向で検討していることが分かった」と報じており、市場では拡張的な財政政策に対する警戒感が強まったもよう。また、この日の朝方に内閣府が発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことで、日銀の早期利上げが意識されたことも相場の重荷となった。補正予算編成を巡って規模への不透明感が広がるなか、午後には明日の20年債入札を控えた売りが流入し、債券先物はこの日の安値で取引を終えた。

 先物6月限の終値は、前日比45銭安の127円59銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時、前日に比べて0.065%高い2.800%と前日につけた29年半ぶりの水準に並んだ。

出所:MINKABU PRESS


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