村田製が急騰演じ上場来高値更新、MLCCのAIデータセンター向け爆需獲得で業績変貌の思惑


 村田製作所<6981.T>が大陽線を形成し上値追いを加速、一時10%超の上昇で6788円まで駆け上がり、5月15日につけた上場来高値6541円を大幅更新となった。AIデータセンター関連では、AIサーバーに組み込まれるAI・半導体や最先端メモリーだけではなく、さまざまな部材・デバイスが爆発的に需要を増加させている。同社が手掛ける積層セラミックコンデンサー(MLCC)も典型的なキーデバイスとして特需に沸いている。

 AIデータセンターは半導体というよりはむしろ電力の塊である。その電源の周囲は電気的な緩衝デバイスであるバッファーやノイズを除去する部品が必要で、GPU周辺はもちろん、中心基板のマザーボードや電源ユニット・配線ネットワークなどあらゆるポイントで必要となる。その役割を担うのがMLCCである。「AIサーバーはこれまでのサーバーとは比較にならないほどMLCCの搭載量が多い」(ネット証券アナリスト)とされ、その爆需の恩恵を享受する筆頭格がMLCCで4割強という断トツの世界シェアを誇る村田製ということになる。同社の27年3月期営業利益は前期比35%増の3800億円を予想するが、市場関係者はこれでもかなり保守的という見方が強い。こうした背景を察知した海外投資家などの大口の実需買いが同社株を押し上げる構図となっているもようだ。

出所:MINKABU PRESS


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