電子材料が切り返し急、HBM向けプローブカードでAIデータセンター関連の恩恵享受


 日本電子材料<6855.T>が大幅高で3日ぶりに切り返している。前日までの2営業日で630円下落したが、きょうは一時670円高まで買われ1日で2日分の下げを解消。テクニカル的にも、4月以降は75日移動平均線が強力な下値支持ラインとなっている。

 半導体検査用プローブカードの専業大手で世界でも屈指のシェアを持つ。AIサーバー向けGPU(画像処理半導体)とセットで搭載されるHBM(高帯域幅メモリー)の需要も急増しているが、HBM向けプローブカードは数量・単価ともに高水準であり、同社の収益成長に大いに寄与している。したがって、直近のエヌビディア<NVDA>の好決算発表は同社にとっても間接的に株価の刺激材料となっている。

 他方、株式需給面での思惑も取り沙汰される。19日付で野村証券が提出した変更報告書では、同社株の買い増しが確認されたが、証券業務による保有(消費貸借契約に伴うもの)としており、これはいわゆる貸株を意味し空売りにつながるケースが多い。しかし、株価はその後いったん下押したものの、ショートスクイーズの形跡も観測される。ミニ踏み上げ的な動きによって、戻りに拍車がかかった可能性を示唆している。

出所:MINKABU PRESS


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