来週の為替相場見通し=米利上げ観測が強まるかが焦点


 来週のドル円相場は、米経済指標や原油価格の動向などから米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が一段と強まるかどうかが焦点となりそうだ。予想レンジは1ドル=158円00銭~160円50銭。

 FRBが20日に公表した4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、多くの当局者が利上げの可能性を容認する姿勢を示していたことが分かった。原油価格の高止まりはインフレ圧力につながることから米利上げ観測を強める要因になるほか、28日に発表される4月の米個人消費支出(PCEデフレーター)などが市場予想を上回れば引き締め的な政策スタンスが意識されドル買いが入りやすい。

 一方、日銀が6月会合で利上げに踏み切るとの見方が強まっていることが円の支えとなりそう。小枝淳子審議委員は21日の記者会見で「現時点では景気後退リスクより物価上昇リスクが大きい」との認識を示しており、植田和男総裁が27日の国際コンファランス「金融政策の新⁠たな視野」でどのような発言をするのかが注目される。また、日本の通貨当局による為替介入への警戒感が依然として根強いこともドル円相場の上値を抑えそうだ。

 なお、来週に米国で発表される主な経済指標は、26日に3月のケース・シラー住宅価格指数と5月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、27日に5月のリッチモンド連銀製造業指数、28日に1~3月期の実質国内総生産(GDP)改定値と4月の耐久財受注、29日に5月のシカゴ購買部協会景気指数など。国内では29日に4月の鉱工業生産・速報値が公表される。

出所:MINKABU PRESS


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