午後:債券サマリー 先物は大幅高、原油安を受けインフレ懸念が後退


 25日の債券市場で、先物中心限月6月限は大幅高。米国とイランの協議進展期待から米原油先物が下落し、原油高を通じた国内インフレ圧力に対する警戒感が和らいだ。

 トランプ米大統領は23日、イランとの和平合意に関する覚書について大部分の交渉がまとまり、ホルムズ海峡が開放されると自身のSNSに投稿。同日には米ニュースサイトのアクシオスが米政府高官の話として「米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づいている」と報じた。これを受けて時間外取引で米原油先物が下落するとともに、米長期金利が水準を切り下げた流れが東京市場に波及。日本経済新聞電子版が24日に「政府は中東情勢の悪化を受けて編成する2026年度の補正予算案の規模に関して3兆円程度を軸に調整する」と伝え、規模に関する不透明感が薄れたことも買い戻しにつながっているようだった。午後に入って財務省が実施した5年物クライメート・トランジション(CT)利付国債の入札結果が明らかとなり、応札倍率が4.62倍と前回(1月26日)の3.49倍を大きく上回ったことも好材料視され、債券先物は午後2時10分ごろに128円51銭をつける場面があった。

 先物6月限の終値は、前週末比55銭高の128円49銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前週末に比べて0.070%低い2.690%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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