午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利2.725%に上昇


 26日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。米国のイラン攻撃で和平期待が後退したほか、財政懸念や日銀による利上げ観測がくすぶっていることが売りにつながった。

 米中央軍は25日、イラン南部で自衛⁠のための攻撃を実施したと発表し、中東情勢の先行き不透明感が改めて広がるなか、原油高を通じた国内インフレ圧力の高まりを懸念した売りが先行。また、高市早苗政権下での財政拡張に対する警戒感が根強いことも重荷となっている様子。高市首相は25日に一般会計の歳出規模が3兆円強となる2026年度補正予算案を編成すると表明し、赤字国債の発行額を増やさずに市場の信認を得ると強調したが、一方で共同通信などは同日夜に「2年間の飲食料品の消費税減税を巡り、税率ゼロではなく1%とする案が政府内で有力となっていることが分かった」と報じた。債券先物は午後1時40分すぎに128円17銭をつけたあと下げ渋る動きとなったが、前日に大幅高した反動もあって戻りは限定的。日銀の氷見野良三副総裁が参院・財政金融委員会で、金融政策運営について「経済・物価・金融情勢に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と述べ、早期利上げが意識されやすかったことが重荷となったようだ。

 先物6月限の終値は、前日比24銭安の128円25銭となった。現物債市場で10年債の利回りは一時、前日に比べて0.035%高い2.725%をつけた。

出所:MINKABU PRESS


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