午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀オペの結果を受け買い安心感


 28日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。高市早苗政権下での財政拡張懸念が和らいだことや、この日に日銀が実施した国債買いオペの結果で一定の需要が確認されたことが買い安心感につながった。

 米軍がイランで新たな夜間攻撃を実施したことで、米国とイランの戦闘終結に向けた協議進展への期待感が後退。時間外取引で米原油先物と米長期金利が水準を切り上げたことが円債に影響し、債券先物は朝方に一時128円32銭まで下押した。ただ、自民党の成長戦略本部が朝の会合で、高市政権が掲げる危機管理投資や成長投資の資金調達手段として、「つなぎ国債」を盛り込んだ提言案を提出したことが伝えられると切り返し。つなぎ国債は償還財源の確保を前提とする国債で、財政赤字を拡大させにくい利点があることから前向きに受け止められたようだ。午後に入ると、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」が米空軍基地を攻撃し⁠たことが分かり再び弱含む場面もあったが、日銀オペの結果で「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が2.01倍(前回は3.33倍)と売り意欲の弱さが示されたことを好材料視。日経平均株価が軟化したことも安全資産とされる債券の買い手掛かりとなり、午後2時30分すぎには128円78銭をつけた。

 先物6月限の終値は、前日比6銭高の128円65銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で前日に比べて0.015%高い2.695%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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